NGO日本医療開発機構 ~医療を育むプロジェクト~ Japan Medical Development Organaization

TEL: 042-645-1356 お問合せ

2013年4月〜2014年3月

「国・地域に関係なく、全ての医療従事者が生き生きと働き 全ての人々が安全で快適な医療サービスを受けられる社会となる事」を目指し、2010年1月6日に脳神経外科医の北原茂実によって設立。
発展途上国へ日本の持つ医療知識や技術を伝える事で対象国の医療発展に寄与したいと考え、2011年よりカンボジアでの医療教育活動を開始した。当団体活動の3本柱を①医療②教育③医療環境改善とし、「医療の質の底上げ」「現地医療者のみで適切な医療を提供できる事を目的とした教育」そして「それらを行う為に最低限必要となる施設や機器などのハード面の支援」を行っている。
2011年12月にカンボジアの外務省、保健省と活動について許可を受け、その後は首都プノンペンにある国立コサマック病院、アメリカ系NGO病院のJeremiah’s Hope(JH)、カンボジア唯一の公立医療系専門学校のTechnical School for Medical Care(TSMC)を主な活動地としている。

医療教育

医師に対して
手術活動を通し、日本人医師より脳神経外科手術の方法や物品の使用方法などを指導しました。

看護師に対して
正しい傷の消毒方法や看護ケアの方法、患者さんの異常サインの気づき方等を指導しました。

リハビリスタッフ対して
脳卒中リハビリの仕方を中心に指導しました。スタッフは整形外科患者へのリハビリのみしか学習していないため、講義の後、実際の患者さんへの施術を行いながら、知識・技術の習得に努めました。

医療提供

JHにて
カンボジアではまだ治療が難しい脳腫瘍や脳内弾丸摘出など13件の手術を行いました。退院後に可能な限り元の生活に戻れるよう、術後のリハビリも実施しています。
また看護師へは患者さんのケアの方法や看護記録の記載方法などの指導も行いました。

国立コサマック病院にて
脳腫瘍や脳出血の手術など、5件の脳神経外科手術を行っています。
この病院には看護ケアやリハビリが必要となる患者さんがたくさん入院しています。
手術が適応となる患者さんでなく、必要な患者さんへ看護ケアやリハビリを提供しました。

上記以外の医療機関にて
カンボジアで行われたデモの流れ弾に当たり、半身不随となった23歳の患者さんへ滞在型リハビリテーションを行いました。下半身が動かなくなってしまっても可能な限り自立した生活が送れるよう運動指導をしました。

医療環境改善

カンボジアでは国立病院は貧困層の患者さんが多く受診する病院となっています。しかしながら、国からの予算は限られているため、国立コサマック病院はプノンペン市内にある病院の中で一番老朽化し、設備も不十分な病院でした。私たちは、2012年に手術室の改装と医療機器の寄贈を、2013年には脳神経外科患者用集中治療室(NICU)の設立を行いました。
雨漏りや塗装材が剥がれ落ち、ドアの隙間から埃や虫が入り込む手術室。
天井の改修とドアの気密性を上げる事で、脳神経外科手術が出来る手術室へ改修しました。